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シドニー出張を経て改めて感じた仕事のやりがい

Yuka Kurita Yuka Kurita 2023.5.14

入社を決めた理由

人生の方向性を考えるきっかけとなった留学体験

私は大学・大学院で日英翻訳通訳の勉強をしていました。英語を本格的に勉強したいと考えるようになったきっかけは高校時代に経験したニュージーランドでの高校留学でした。留学はニュージーランドの1学期間(10週間)程度の留学でしたが、この10週間で私の英語学習への意欲にものすごい火がつきました。中高時代、英語は得意科目だったにも関わらず、思っていた以上に現地の学生とコミュニケーションが取れなかったのです。悔しさを感じ、以前にも増して英語を一生懸命勉強するようになりました。

大学に進学し、高校時代のリベンジも兼ね、今度は1年間の交換留学に挑戦しました。海外の大学での日々は決して楽しいだけの日々ではありませんでした。しかし、一生懸命勉強してきた甲斐もあり、高校時代の留学と比べ充実度の高い毎日を過ごすことができました。この経験は私の人生において、大きな成功体験となりました。帰国後は英語力を活かした仕事に就きたいと考えるようになり、大学院に進学、翻訳通訳を学ぶことにしました。

旅行業界から留学業界へ

そんな私が新卒で入社したのは旅行業界でした。旅行業界で就職を決めた理由は大きく2つありました。より多くの方に海外を体験いただきたい、そのためのサポートをしたいという思い、そしてもう一つは、海外支社への配属の可能性です。しかし、コロナ禍で国境が閉まり、自らの海外支店への配属はもちろんのこと、お客様を海外に送り出すことすら、できなくなってしまいました。私自身、「英語」や「海外」に携わるキャリアを歩みたいと強く考えていたため、コロナの時期はとても悩みました。

2021年後半、少しずつ各国の入国制限が緩和されていきました。しかし、当時日本の水際対策は厳しく、海外旅行のニーズが戻ってくる見通しはたちませんでした。一方、息を吹き返していたのが留学業界でした。海外への再渡航が可能になっていくなか、SNSやメディアを通じて、あらためて、自分と同じように海外に出て挑戦したいと考えている方がたくさんいることに気づきました。その時に、「より人生の転機に深く関われる”留学”をサポートする仕事も面白いのではないか..」と考えるようになりました。

一般的に、留学は旅行よりも海外滞在期間が長く、よりチャレンジングな経験に溢れています。ワクワク感もありますが、不安や心配事も多くなります。旅行業界にいて先行きの見えない不安を感じるなか、少しずつ「海外留学に挑戦する人々をサポートできるような仕事がしたい」と考えるようになりました。

方針に共感し入社を決意


ワールドアベニューは、お客様一人ひとりの夢や目標を叶えるための留学をプランニング、そしてサポートしており、その方針に特に共感しました。
旅行会社で働いていたとき、基本的にはお客様からいただいた要望どおり、ツアーを手配したり、航空券やホテルの予約をしたりしていました。最初は「留学も同じような感じかな?」と思っていました。実際、留学会社によっては同じようなところもあると思います。しかし、ワールドアベニューでは、お客様が留学したいと考えるようになった背景、将来目指す姿、不安や悩み、さまざまなことをヒアリングしたうえで、留学プランを提案しています。それは時に、お問い合わせ当初お客様が持っていた要望(国や都市、学校など希望)とは異なることもあります。豊富な知識や経験を踏まえ、お客様自身すらも思いつかなかった、よりお客様の将来の目標や挑戦してみたいことにマッチするプランを提案しています。

私自身、留学は人生を変えた経験でした。だからこそ、お客様のその後の人生を見据え留学をコンサルティングする”プロフェッショナル”な意識や方針にとても共感を覚えました。

現在の仕事内容


私は今、留学コーディネーターとして、お申込みいただいたお客様が、円滑に留学をスタートできるよう留学の準備を総合的にサポートしています。

まず、お申し込みいただくとご出発までに必要な各種手続きについて、いつまでに何をどのように行えばいいのか?をご案内します。旅行などで海外に慣れている方もいれば、初海外という方もいらっしゃいます。お客様の個々の状況や抱えている不安、心配ごとなどをヒアリング、お客様と信頼関係を築くところから私たち留学コーディネータの仕事はスタートします。

次にお客様が通われる予定の学校への入学手続きや渡航直後の滞在(ホームステイやシェアハウス)手配、ビザ申請のお手伝いや海外留学生保険、航空券の手配などを必要なタイミングで適宜行います。

出発が近づくと出発前ガイダンスを行います。出発前ガイダンスでは入国審査に伴う留意事項や滞在先の情報提供、お客様が通う学校初日のオリエンテーションやレベルチェックテストなどの説明、在留届など出発から現地到着直後までの間に必要な各種お手続きについてご案内します。

私たちの仕事はお客様を送り出して終わりではありません。ご到着後には到着後ガイダンスを行います。ここでは納税者番号の申請やシェアハウスやアルバイトの探し方など海外で生活するにあたって必要なことをあらためてご案内していきます。

それ以外にも、お客様からお手続きやご準備に関してご質問・ご相談をいただいた際には、その都度メッセージやお電話などを通してお話し、解決しています。

ワールドアベニューは風通しの良い会社で、入社後は、1年目から幅広い業務を任せていただいたり、海外出張で到着後のお客様のサポートの他、現地の学校、関係機関等の視察の機会もいただきました。また、普段の業務フローをより良くしていくために意見を求められることもしばしばあります。年次に関係なく意見を出しあい、良い意見を取り入れていくことで、日々変化を続けている会社だと感じています。積極的に挑戦させてもらえたり、貴重な経験の機会をいただくことができる環境で仕事をできることは、自分自身の成長にも繋がっていると感じています。

仕事のやりがい


実際にサポートをさせていただいたお客様がご出発されて、楽しい留学生活を送られているというお話を伺うと、非常に嬉しく思うと同時に、やりがいを感じられます。

また、入社1年目でオーストラリア・シドニーに出張に行かせていただいた際には、主にご到着後のお客様のサポートを行なわせていただきました。英語での生活に対する不安や、現地でのちょっとしたトラブル、文化の違いからくる疑問などさまざまなご相談をいただきました。

例えば、お客様がシェアハウスを探すなかで、この物件は怪しいものではないか?というご相談をいただくことがしばしばありました。実際に詐欺事件もあるため注意をする必要はあります。ただ、海外での生活ということで必要以上に警戒心を強く持たれている方もいらっしゃるので、内容を精査しつつも心配しすぎないように、オーストラリアでの生活に安心感を持っていただけるようお話をしていきました。最終的に「無事にお家が決まりました」とご報告をいただいたときは、お客様のお役に立てたことを実感して嬉しく思いました。


このように直接お客様からご相談をいただく機会が多かったシドニー出張のなかで、「ありがとうございました」「助かりました」「お話できて良かったです」などの言葉をいただくことが多くありました。もちろん普段の業務でもメッセージやお電話を通してお客様のご相談をお受けすることもあり、その都度仕事のやりがいを強く感じることができます。

また、出張時には現地学校や関係機関の視察も行わせていただきました。関係機関の視察では、当社オリジナル留学プログラムである「海外看護有給インターン・プログラム」の実習先を訪問して、実際にご渡航されたお客様の実習の様子を見学させていただきました。ご出発前に英語が不安と仰っていたお客様が、英語を使いこなして業務にあたっている姿を目の当たりにし、感慨深く思ったと同時に、その方々の人生にとって大きな経験になっているのではないかと感じたことを覚えています。そして、そのサポートができたことを非常に嬉しく思い、今後の業務に励んでいく糧になっています。

留学は人生の中での分岐点となるからこそ、そのサポートをさせていただけることが、仕事のやりがいに繋がっています。

今後の目標


お客様が安心してご出発いただけるように、常に一つ一つの業務を丁寧に責任感を持って取り組んでいきたいと考えています。また、一人ひとりのお客様がご出発にあたって抱えている不安や心配を少しでも取り除けるように、コミュニケーションを大切にしていきたいと思っております。
そして、最終的にはワールドアベニューにお願いして良かったと思っていただけるようなサポートを、コーディネーターとして提供していきたいです。